ここ数年、急激にAGA治療が身近になりました。
最近では、植毛手術に踏み切る人も少なくありません。
しかし、植毛について意外と知られていないのも事実。
この記事では、植毛に関する基本知識をご紹介します。
・植毛には「人工毛植毛」と「自毛植毛」がある
植毛には、主に2種類の方法があります。
人工毛を移植する「人工毛植毛」と、自分の毛を移植する「自毛植毛」です。
人工毛植毛は、ナイロンやポリエステルなどでできた合成繊維を、頭皮の中に埋め込んで
移植します。
人工毛植毛の場合は、希望する部分に希望する量だけ移植することができます。
一方、自毛植毛は、その名の通り自分の毛を移植する植毛手術です。
AGAの影響を受けにくい後頭部や側頭部の毛髪を採取し、薄毛が気になる後頭部や前頭部に
移植します。
・人工毛植毛のメリット・デメリット
人工毛植毛にも、自毛植毛にも、それぞれメリット・デメリットが存在します。
人工毛植毛の場合、合成繊維を移植するため、異物反応が出て皮膚トラブルが起こる可能性があり、体への負担は大きくなります。
また、移植した髪は伸びることはなく、一度抜け落ちたら復活することはありません。
そのため、年に1〜2回程度毛を追加するメンテナンスが欠かせず、手術費以外にも維持費が
かかります。
しかし、人工毛植毛では、希望の部位に希望の量を移植することが可能なので、薄毛の改善という意味では即効性があります。
また、移植するための自髪が必要ないので、髪が少なくなってしまい自毛植毛が受けられない方でも、人工毛植毛なら受けられる可能性があります。
・自毛植毛のメリット・デメリット
一方で自毛植毛は、自分の毛髪を採取し移植するため、一度の手術が大掛かりになり、
費用は非常に高額になります。
また、移植した毛髪はすぐに薄毛をカバーしてくれるわけではなく、移植後一定期間が経つと
一時的に抜け落ちてしまいます。抜けた毛がしっかり生えそろうまでは1年程度かかるため、
即効性という意味では人工毛植毛に劣っています。
しかし、自分の毛を細胞ごと移植するため定着率が高く、髪が生えて抜け落ちるというサイクルを繰り返すため、自然な見た目を維持できます。
人工毛植毛のような定期的な追加施術は必要ないため、ランニングコストもそれほどかかりません。
・人工毛と自毛、どっちがオススメ?
ここで、「人工毛と自毛、結局どちらがオススメ?」という疑問が出てくることでしょう。
結論から言えば、人気が高く、自然な見た目が維持できるのは圧倒的に「自毛植毛」です。
しかし、自毛植毛は手術費用が高額なため、手術を受ける決心がつかないという意見も多く目にします。
移植株数や施術法によっても異なりますが、だいたい100〜200万円が相場のようです。
しかし、メディカルローンやモニター制度などを活用すれば、無理なく支払いができる
可能性もあります。
まずはクリニックに行って、カウンセリングを受けてみてください。
今回は、植毛の基本知識についてお届けしました。
自毛植毛と人工毛植毛にはそれぞれメリット・デメリットがあるため、自分にあった方式を
選ぶのがオススメです。
ぜひ参考にしてみてくださいね!